胃の痛みと言えば、一般的に考えれば、生理とは関係ないと思う人が多いかもしれません。
しかしながら、場合によっては生理に伴って胃の痛みを感じることもあります。
とはいえ、実に多くの症状が上げられる生理痛の中でも、胃の痛みを訴える人は少ないと言えるかも知れません。
というのも、実際に胃の痛みを感じたとしても、それを生理に関連付けられない人も逆にまた多くいるからです。
ホルモンが原因で胃痛も起こる
しかし、実際に生理の前後に感じる胃の痛みは、生理によるものだと考えて間違いないでしょう。
生理に伴って分泌されるプロスタグランディンというホルモンが原因です。
プロスタグランディンは、生理中に分泌され、子宮の収縮を促進するホルモンです。
それと同時にプロスタグランディンは胃をはじめとする消化器官も収縮させるのです。
胃がプロスタグランディンによって収縮させられると、胃の痛みを感じることになるのです。
人によっては吐き気を感じる場合もあります。
生理中に胃の痛みを感じる人へのオススメの対処法は、生理の予定日の3日ほど前から鎮痛剤を飲むことです。
鎮痛剤には、プロスタグランディンの分泌を抑える働きもあるからです。
とはいえ、それだけ鎮痛剤を服用するのには抵抗があるという人もいるかもしれませんね。
その場合は、まずは規則正しい生活をこころがけて、プロスタグランディンが過剰に働くことを防ぎましょう。
その他、生理痛に胃の痛みを感じた場合の対処法は、体を温めて消化の良いものを食べることです。
胃が痛いときに暴飲暴食をする人はいないと思いますが、胃の痛みが治まるまでは消化の良いものを食べるようにします。
収縮されている胃では、食べ物が受け付けられずに戻してしまうこともあるからです。
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