最近では、メタボと並んでよくテレビなどで取り上げられているロコモについてまとめています。
ロコモ症候群と呼ばれる事もあるほどですが、ならないための予防や対策とダイエットをかねた予防のための運動情報などを紹介。
メタボと比べてみて、そもそもロコモという言葉に馴染みがないという方もまだまだ多いかと思いますので、基礎からしっかり解説しています。
そもそもロコモやロコモ症候群とは?
ロコモという単語は最近よくテレビで流れるようになりました。
今回取り上げているロコモというのは、正式名称を、ロコモティブシンドロームと呼ばれるものになります。
日本語に訳してみれば、運動器症候群となりますがいまいちわかりにくいですね(笑)
このロコモというのは、東京大学の大学院、整形外科の教授でもある中村耕三氏によって提唱されたものになります。
このロコモの定義は、運動器の障害によって、介護が必要となってしまう可能性が高い状態である事を指します。
驚いたことに、中村耕三氏によれば、この寝たきり予備軍というのは全国に約4700万人、いわゆる日本国民の3人に1人くらいの割合にも上るとの事なのです。
ロコモとメタボは意外な関連性があった
実は、メタボとロコモには名前が似ているだけあって、関連性も深いといえるのです。
もはや誰もが知る言葉となったメタボは、いわゆるメタボリックシンドロームを指しますが、これは内臓脂肪型肥満、高血糖、高血圧、高脂血症、これらの中から2つ以上が合わさっている状態の事を指します。
健康診断などでも、メタボ診断などが始まっていますよね。
実は今回紹介しているロコモは、メタボになっているとロコモになってしまう可能性が高まる場合があるのです。
そもそも、メタボになる=体重増加によりヒザや股の関節などに大きな負担を掛ける事になってしまいます。
特に年齢を重ねていくごとに、骨は弱っていきますし場合によっては変形してしまう恐れもあります。
さらに場合によっては関節の可動域が狭くなってしまう事から痛みなどの症状が出てくる可能性すらあるのです。
痛みが出れば、極力痛みを避けるため人は動かなくなります。
そうすると、筋肉はさらに弱まってしまっていくのです。そして、そのまま放っておくと、将来的に歩く事ができなくなる可能性も大いにあるのです。
この状態の事を、ロコモと言うのです。
ですから、メタボの改善をして、しっかり対策する事がロコモの予防にも繋がっていくのです。
ロコモ対策のための運動の方法
ロコモ対策の運動のことを、ロコトレ(ロコモーショントレーニング)と呼んでいます。
ロコモにならない予防には運動をして筋肉をつけなければなりませんが、効果があるものをここでは紹介してみたいと思います。
ロコトレのスクワット
まず、足首を30度~40度くらい外側へ肩幅より少し広めに開いてください。
次に、手を前に出し座る感覚でおしりをゆっくり下げます。
下げる角度は90度を超えないように注意しながらまげていきますが、痛い場合などは体を支えながら下げていきましょう。
この上げ下げを1回につき5回ほど、そして1日に3回繰り返します。
ロコモーションダイナミックフラミンゴ
片方の足をそれぞれ1分間の間、5cmほどだけ上げます。
これを、両足交互に行い1日につき3回ほど繰り返し行います。
これら以外にも、水泳であったり、ウォーキングやジョギングなど効果的なもので自分が続けやすいといったものを見つけて繰り返し行って行く事が大切です。
体操でロコモ対策と予防を実践してみよう
なにも運動だけがロコモの対策法ではありません。
体操を行う事によって、関節を柔らかくできますし、体操も立派なロコモ予防に役立つのです。
ひざと股関節を中心としたストレッチ
背筋は伸ばした状態にして脚を前後に広げます。その後は腰を落として、関節と筋肉をしっかりと伸ばします。
もちろんこれら以外にも、座った状態で片足ずつ交互に上に上げて下に降ろしてと繰り返すことも効果的ですし、ラジオ体操なども非常に効果がありますから、自分に合ったものを継続的に行うようにしましょう。
ダイエットはロコモの予防と対策にピッタリで最適!
これまでロコモ対策と予防などで体操や運動を紹介してきました。
実は、これらは痩せたい!と思った方がしているダイエットとそう変わらない事と言えるのです。
当然、ただ体重を落とせばいいのではなく、きちんとした運動で筋肉を付けて、基礎代謝量を増やしながら、体脂肪を落としていくといったいわゆる健康的に痩せるタイプのダイエットになります。
健康的なダイエットというのは、痩せる効果+メタボ対策+ロコモ対策という一石二鳥ではなく一石三鳥とも言えるほど効果的なのです。
メタボが気になる方、肥満気味だなぁという方は、これを機に予防と対策を試みてみましょう。
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