結婚式スピーチの例文や文例を見る前に、結婚式のスピーチにおけるマナーやタブー、ルールなどをまずは解説しておきたいと思います。
ここで、ルールを知って例文を見ることで、最高の結婚式スピーチを作ることができます。
例文や参考文例を見たい方は、上のカテゴリや右のメニューからそれぞれのシーン別のスピーチ文例をごらんください。
結婚式スピーチに求められる内容
結婚式スピーチにおいては、新郎新婦に祝福の気持ちを述べる事が、なにより重要になります。
しかしながら、それだけでならば、個人的におめでとうと言えば済んでしまうとも言えます。公の場としてのスピーチには、あまりふさわしくないとも言えます。
では、どういった内容を結婚式スピーチで話せばいいのかを紹介してみたいと思います。
新郎新婦の2人を引き立てる内容を話す
主役の2人のいいところを、上手に引き立てるのが結婚式スピーチの目的の1つとなります。
結婚式スピーチで、新郎新婦のエピソードや話などを聞いた事がふとしたきっかけとなって、上司が2人を気に入って昇進へ繋がったという話もあるほどです。
また、笑いを誘うような面白い話をスピーチに交えるというのは、良いことではありますが、新郎新婦の評価を下げてしまう内容や、自分を持ち上げたりするような話は避けるようにしておきましょう。
自分ならではのエピソードで新郎新婦を紹介する
他の列席者では、まず知らないような新郎新婦の一面を紹介するスピーチは喜ばれる傾向にあります。
ただ、注意しなければいけないのは、「部屋が汚かった」「よく待ち合わせで遅れていた」といったような、一般的に良くない印象を与えてしまうような内容は避けるようにしましょう。
エピソードは明るく紹介する
例えば、新郎新婦が苦労をして育った場合、そのこと知っている親族であれば苦労話をしてしまいがちになります。
しかし、そういったエピソードをスピーチで話すと、披露宴が湿っぽくなったり、そもそも結婚をする本人達にとっては出来れば触れて欲しくないといった可能性もあります。
病気や死、離婚などはもちろんの事ですが、苦労話などを話す場合であっても、スピーチの時は出来るだけ明るく話すように心がけましょう。
スピーチは簡単な単語、わかりやすい内容で話す
結婚式スピーチの言葉遣いは、自分の立場や披露宴の雰囲気などによって変わってきます。
主賓や媒酌人であれば、ある程度はやはり畏まるべきでありますし、友人代表でのスピーチであれば、多少くだけたとしても許されます。
自分以外にも多くの列席者がいる事を考えて、専門用語や差別的な言葉は使わずに、出来るだけ簡単で優しい言葉を選ぶようにして、そして、誰にでもわかる内容のスピーチを心がけるようにしましょう。
結婚式スピーチで話してはいけない内容
結婚式スピーチには、話してはいけない内容などのルールがあります。
場をしらけさせる内容や、タブーなど話してはいけない内容をしっかりと頭に叩き込んでスピーチの案を練りましょう。
過去の異性に関する話題
新郎、新婦ともに、過去の異性関係の話というのは結婚式スピーチにおいて絶対に話してはいけません。
例え、どれだけ昔の事であったとしても、新郎新婦はもとより、2人の両親や親族の事も考えてみれふさわしくないことは当然です。
年齢や身体的特徴に関する話題
例えば、背が低いであったり、太っているといった内容など、普段は本人も平気で話していたとしても、結婚式スピーチにおいては触れてはいけません。
時折、太っていることをよく食べるなどと解釈して健康的といった言葉に変換して結婚式のスピーチで話をする人もいますが、これもNGです。
どれだけうまく言い換えたとしても、本人や周囲からしてみれば、それが単なる嫌味や愚痴として捉えられてしまう場合があります。
収入や学歴、出産に関する話題
このあたりはプライベートな問題になりますので、非常に気を遣わなければいけない話題になります。
特に出産の話題などをスピーチに盛り込み、早く子供をつくって、や孫の顔を早くみたい。といった内容を話してしまいがちですが、新郎新婦が子供を欲しがっているかどうかわかりませんし、両家の間ではタブーになっているかもしれないので注意が必要です。
宗教や政治に関する話題
結婚披露宴には多くのゲストが参加しています。
当然ですが、色々な立場や異なった考え方、価値観を持っている人が多くいらっしゃいます。
そういった場で自分が信じる宗教や、自分が支持する政治などの話はタブーになり、しないほうが賢明と言うよりしてはいけません。
会社の細かい説明
新郎新婦がどういった仕事をしているかは、列席者も知りたい内容になります。
しかし、注意しなければいけないのは、その場は会社の説明会ではなく披露宴のスピーチの場という事です。
列席者は新郎新婦の業種や行っている業務の事が簡単に分かれば満足しますので、細かい会社の業績や規模などできるだけ簡潔にするか控えるようにしましょう。
忌み言葉について
結婚式のような縁起の良い場において、縁起が悪い事を連想させるような言葉、いわゆる忌み言葉は嫌う習慣があります。
そのため、予め使ってはいけない言葉というのを知っておき、スピーチの時には言わないように心がけましょう。
- 言い換えるといい単語
- できちゃった婚 → さらなる幸福をともなった結婚
- 合コンで知り合った → 友人の紹介で知り合う
- 不幸を連想させる忌み言葉
- 死ぬ、四、九、枯れる、失う、失敗、消える、潰れる、衰える、憂える、閉じる、散る、薄い、患う、倒れる
- 離婚を連想させる忌み言葉
- 去年、去る、変える、出る、離れる、分かれる、戻る、返す、終わり、断る、破れる、捨てる、逃げる、飽きる、最後、途絶える、嫌う、流れる、冷える、割れる
- 再婚を連想させる忌み言葉
- 重ねて、再び、またまた、重ね重ね、二度、再三、再度、かえすがえす、出直す、度々、繰り返し
何を話せばいいんだ…そんなスピーチの悩みが一挙解決
祝いたいけどスピーチしたくない…そんな人が今、急増中だそうです。
でも、安心してください。スピーチが苦手、人前で話すのが苦手、そういう人はポイントをおさえてしっかり話せば、しっかり伝わるスピーチに仕上がります。
そのための、しっかり専門マニュアルがありますので、迷うくらいなら、手に取って参考にしあげるのが吉です!
→ 新郎新婦もゲストも感動するスピーチの極意を伝授