今の世の中、女性で化粧をせずに日々を過ごす人というのは、そういません。
それに伴って、色々な企業から様々な化粧品が出てきています。
安い100円ショップで売っているようなものから、研究開発に非常にお金を費やして、高級な成分などをふんだんに使った化粧品まで様々です。
今回ピックアップしたのは、自分も調べたり仕事で関わって知ったため、「ええええええっ???」と驚きを隠せなかった無添加化粧品の選び方です。
これ、実は知らないという人はたくさんいると思います。
そもそもの無添加の基準ってなに??
これ言える方はいますでしょうか?
無添加とは、添加がないもの、と書かれていますから、安全性が高いものだと思うかも知れません。
化粧品などで、一番大きな役割を果たすのが、よく耳にする薬事法と呼ばれるものです。
この法律によって、使える成分や謳って良い文句などやボトルの表記のルールなど細かいところが取り決めされています。
昭和の頃は、この薬事法にて、アレルギーを引き起こす可能性のある102種類の成分の事を添加物と定義づけています。
また、昔と違い今では技術も大幅に進化しています。
この薬事法が2001年に改正された事で、今では使っている全ての成分の記載が義務づけられています。
ですから、無添加かどうかは、すぐに見れば分かると言えば分かるのです。
この改正された時に、その最初に取り決めされていた102種類の成分を、「旧指定成分」と業界的には呼ぶようになりました。
では、今では、無添加とはどれを差すのでしょうか。
その102種類の事でしょうか?それとも今では全成分の記載が義務付けられているから、他にもあるのでしょうか?
実は、無添加とはこうである。という定義はない
これ結構驚きましたが、無添加=○○ といったルールはないのです。
もっと言えば、製造しているメーカーや販売している会社にある程度の裁量が任されているという事でもあります。
これはどういう事かというと、厳格な無添加とはこうである。というルールが存在しない以上、会社によって無添加のルールが違うのです。
A社の無添加化粧品と、B社の無添加化粧品、C社の無添加化粧品では、A社で使っていない添加物の成分が、B社では普通に使っているといった可能性も充分にあるのです。
もっと言えば、厳格なルールがないため、拡大解釈も可能になってしまいます。
99%の添加物と、1%の無添加だった場合、厳格なルールがないため、添加物化粧品でもありますし、無添加化粧品でもあるわけです。
最初にも述べてきたように、添加物は1種類ではありません。
様々な種類の添加物がありますし、化粧品で使われる有名な添加物として例を挙げても、「香料」「着色料」「エタノール」「防腐剤」などなどキリがありません。
ですが、香料は使っていないから、(香料は)無添加化粧品とも言えます。
着色料やエタノールは使っているけれど、香料は使っていないから、上記のように書いても間違いではないんですね。
わかりやすく言えば、毎回のように記録を塗り替えていると錯覚するような全米1位の映画のような宣伝文句になってきてしまっています。
あれも、細かく注意書きで、主演が女性で、オープニング3日間の何かの記録とか小さい文字で書かれています。
だからこそ、何が無添加なのかをしっかり調べる
まとめますと、これに尽きるのです。
その化粧品、何が無添加なの?というのをしっかりと調べましょう。
むしろ、何が無添加なのか書かないで無添加化粧品と宣伝しているものは、少し怪しんでみてもいいのかもしれません。
ハンドソープにしろ、化粧水にしろシャンプーにしろ、今では無添加という言葉が安全なイメージを生むため、多くの企業が製品につけたがっています。
ですから、ちゃんとしたところは、無添加化粧品(香料・着色料無添加)などと書いています。
当たり前ですが、企業からしたら無添加であれば宣伝になるから、書かれていない分に付いては、添加物が入っているという事も充分にありえます。
高い化粧品などになってくると、7個や8個くらい代表的な添加物が入っていないと謳っている無添加化粧品もあります。
自分が買おうとしている化粧水などに代表される化粧品のその無添加が、何が無添加なのか、しっかりと調べるクセを付けておきましょう。
もちろん、化粧品だけに限った事ではないので、ハンドソープやシャンプーなどの選びのときにも役立ちますので、知っておいて損は絶対にないと言えます。
毎日使ってカラダにも塗ったりするものですから、自分でしっかり調べられるようになりましょう。
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