カラーコーディネーターというと、どういったイメージを浮かべるでしょうか。色のスペシャリストといったイメージや、色で色々な事ができるようなイメージを持つ人もいるかもしれませんね。

カラーコーディネーターには、日本語では色の調整者と言う意味があります。

色彩検定とカラーコーディネーターの仕事

カラーコーディネーターは、言ってみれば色彩の調整をする専門家になります。

私達が普段日常において触れている色の事になりますから、仕事に関しては幅広く、有名なところではファッションデザインであったり、プロダクトデザインや環境デザインといった多くの仕事があります。

カラーコーディネーターが注目されたのは、1980年後半頃と言われており、まだ数十年しか経っていない分野になります。

特に始まったのは、テレビやポスター・カタログといった今では当たり前にあるものが日本に上陸してきたのが、カラーコーディネーターの始まりだとも言われています。

こういったように、現在においては、非常に多くの人が受験しているカラーコーディネーター検定ですが、検定の内容はそれはとても深い内容になっています。

色彩検定の資格試験のために最初に受験することになるであろう3級の検定内容ですら、専門性が高く設定されています。

色の性質から色の心理といったものまで、さらには色の伝え方、光から生まれる色といった要素まで組み込まれています。

上記以外にも、色をハッキリと見せる作用を勉強する色の視認性といったものから、固有の色名や基本の色名といった色の名前を勉強する色の表示などまで実に様々です。

資格試験の検定の合格ラインは100点中70点以上が合格となります。

一般的に、合格率は3級においてが50％、2級になると30％、そして最も難関な1級ですと、20％程となります。

検定試験の受験は年に2回用意されていますので、色の勉強をして仕事に生かしたい人や、色についてもっと知りたい！といった方は、ぜひ一度、色彩検定の資格試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

そこで、カラーコーディネーターになるための検定について少し見ておきましょう。

カラーコーディネーター3級・2級・1級の検定について

今ではカラーコーディネーターになりたい！と思う人も増えてきていますし、カラーコーディネーターの仕事は非常に幅も広く人気が上がってきていると思われます。

そもそもカラーコーディネーターというのは、あまり意識はしないかもしれませんが、私達が普段の日常で当たり前のようにある色について美しくしたり、美味しくしたりと表現をしていく仕事になります。

このカラーコーディネーターの試験は最も簡単なものとして3級が用意されていて、最終の1級試験まで用意されています。

カラーコーディネーターの試験の開催については、先ほども記載したように年に2回行われています。

主な試験内容としては、3級においては色の性質であったり、色の心理といった色の基礎知識についてが問われます。

そして、これらに伴った応用力が試験に出題されてますので、これを合格する事によって、アシスタント・カラーコーディネーターの名称を持つ事ができます。

また3級の上位にあたる2級には、当然3級の範囲にプラスして、カラーコーディネーションの意義であったり、色彩の歴史的発展と現状といったような2級ならではの応用力が問われます。

そしてこの2級試験に合格することによって、2級カラーコーディネーターの名称をもらえるようになります。

そして、2級を合格した先に待ち受けているのが、カラーコーディネーターの最難関の試験でもある1級です。

1級は、ファッション色彩、商品色彩、環境色彩という3つの分野の中から1つを選択する事になります。

この1級の検定試験に合格することによって、1級カラーコーディネーター『ファッション色彩』という分野別においての名称がもらうことができるのです。

1級は、それぞれ選ぶ必要がでてきますので、今後自分がどういった方向性でこのカラーコーディネーターの資格を生かしていきたいのかといった事を考えた上で、受験するようにしましょう。

この検定に合格した人達は、いわばプロフェッショナル中のプロフェッショナルとなりますので、お客さんに合った色をアドバイスしてあげたり、新商品といった開発の現場で、色彩についてを提案するような仕事に就いて資格を生かしていく人が多くいらっしゃいます。

カラーコーディネーターはそう簡単に取れる資格ではありませんが、挑戦して取得すれば色々な場面でも活用できる資格になりますので、ぜひチャレンジしてみましょう！

色彩検定取得後のカラーコーディネーターの仕事

カラーコーディネーターと聞くと、一般的にはちょっとかっこいいイメージを持ったり、おぉ。と感嘆の声を上げてしまうようなステータスがあるように感じたりしますが、実際にはどういった事をしてるのかというのは意外と知らない方も多いはずです。

カラーコーディネーターの資格を取得したら、実際にどういった仕事において活用できるのかと言う事についてを簡単に説明してみたいと思います。

まずは挙げられるものとして、カラーマーケティングの仕事があります。

そもそも、色によって印象がガラリと変わるというのは、多くの人が知っている事だと思います。

カラーマーケティングというのは、そういった事を応用して、企業のイメージカラーを決めるのに携わったり、商品開発や広告といったようなマーケティングに効果があるとされる色を使って、スムーズにより効果的になるようにするための仕事になります。

またカラーアナリストの仕事というのもあります。

これは、1人1人、その人に合う色の診断を行ってくれる仕事になります。

この際に、パーソナルカラー診断なども一緒に行う事によって、より詳しく診断をしていきます。この仕事は、カラーコーディネーターの仕事の1つとも言われています。

また、カラースクールの講師となる方もいます。

これも、名前の通りでカラーについて勉強しようと学校へ通っている生徒達に、資格を持っている人間が、教科書などを通しながら教えてあげる仕事になります。

そして今人気が高くなってきているのが、カラーセラピストの仕事かもしれません。

これは、最近のアロマセラピーといったものや、音楽セラピーなどが注目されているのと同じように、カラーを使ってセラピーを行う事になり、注目されている仕事です。

ざっくりと説明してみれば、色による心理的効果や波長などを利用して、癒しを与える仕事になります。

この筋で皆さんが耳にしたことがあるものとしては、オーラソーマであったり、カラーパンクチャーなどが挙げられます。

ここで全てを紹介することはできませんが、上記で紹介した仕事だけでなく、これ以外にもまだまだ色々な場面において、現在ではカラーコーディネーターさんが活躍しています。