食生活の改善や運動でもなかなか成果が出ない場合、あるいは最も手っ取り早い便秘の手段に「便秘薬」があります。
便秘薬には、即効性のあるタイプと効き目が緩やかなタイプに分類されます。
腸にある老廃物を柔らかくするか、あるいは腸の動きを活発化させるのが便秘薬ですので、自分にあったタイプのものを選びましょう。
膨潤性タイプ
緩やかに効果のあるタイプ。
食物繊維を取り入れるのと同じ作用があります。
腸の内容物を膨張させて腸に刺激を与えます。
続けると数日後に排便できます。
湿潤性タイプ
穏やかに効果があり、副作用が少ないので安心して使えるタイプ。
ただし、脂溶性ビタミン剤の吸収障害など注意は必要となります。
便に水分を浸透させて柔らかくしていきます。他の薬と併用することが多いです。
刺激性タイプ
どうしても出ないときなどにとどめたほうが良い強いタイプの薬。
腸の運動を促進させる力があるものの、習慣性があり、依存症を引き起こすことも。
市販の便秘薬の多くがこのタイプ。
このほかにも様々な下剤がありますが、できるだけ、自然に便が出せるように、普段からの食生活改善と運動を取り組むようにしましょう。
便秘は、言ってみれば体からのメッセージとも言えます。
できるだけ薬で解決することなく、便秘の原因を解消するために、健康的な生活を心がけたいですね。