前回にも述べてきましたが、私たち大人と赤ちゃんの眠りのつき方というのは、全く異なります。
大人のようにすぐに深い眠りにつけるわけではなく、まず赤ちゃんは浅い眠りに入ってから深い眠りへと入っていく事になります。
例えば、こういった事を知らない親であれば、赤ちゃんが眠りについてくれた!と安堵して自分達も眠りにつこうとした瞬間に夜泣きが再発といった事が考えられます。
親から見て眠ったと思っても、赤ちゃんの場合はまだ非常に浅い眠りですぐ目が覚める状況という事でもあるのです。
眠ったと思った時が一番危ない時
赤ちゃんがうとうとし始めた場合であっても、まだ完全に眠っているという事ではありません。
そのため、瞳を閉じて眠りについたと思って、その瞬間すぐ赤ちゃんのベッドから離れたり、抱っこを辞めてベッドに寝かしたりしてはいけません。
もしそうしてしまうと、すぐに赤ちゃんは反応して泣き出してしまう事が多々あります。
実際そうして夜泣きが始まってしまうと、せっかく眠りに付きかけていたのが全てリセットされて、また一からあやして寝かしつけなければならないのです。
赤ちゃんが深い眠りにしっかり入ってから行動を
夜泣きが止んて眠ったと親が思っても、実際には赤ちゃんにとってはまだそれは深い眠りについたのではなく、その前段階という場合が多いので、安心して気を抜いてはなりません。
どうなれば赤ちゃんがぐっすり眠っていると判断できるのかというと、赤ちゃんの手足がだらんとするようになり、呼吸が規則的になったら、深い眠りに入ったと判断できるのです。
この段階になって赤ちゃんのベッドから離れたり、抱っこしてるのを静かに起こさないように降ろしてよい段階と言えるのです。
大人は何時間も続けて眠ることができます。
12時間寝るというのも大人ではよく耳にする事がありますが、赤ちゃんの眠りのサイクルは大人と違って非常に短いサイクルになっています。
特に、生まれてすぐの赤ちゃんにおいては、サイクルがより短いのです。
どれくらい短いかというと、深く眠っても1時間ほどでまたすぐ浅い眠りへと戻ってきます。
その浅い時に何事もなければ問題はありませんが、その時にちょっと衝撃を与えたり、音を立てたりすると赤ちゃんはすぐ目を覚まして泣き出して夜泣きが始まってしまいます。
赤ちゃんの眠りについて知った上で寝かすことで、親のせいで起こる夜泣きは防ぐことができます。
自ら夜泣きをさせるような過ごし方をしていないか、改めてチェックしてみましょう。