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必ずしも良い事ばかりというわけではない
プリスクールに通う事のデメリットや注意しておくこと
物事にはメリットとデメリットが必ずあります。
良い面しかないというものは、この世にまず存在しませんから、そこをしっかり理解した上で、判断することが大切です。
特に幼児教育は、「三つ子の魂百まで」と言われるほど、一生の中で大切な時期です。
だからこそ、子どもがより良い環境で過ごすことは大切なことです。
母国語を習得しない内に外国語に触れるということ
プリスクールに通いたいと考えたときに、ついつい良いことばかりに目が向いてしまいがちです。
とても魅力的な情報が発信されていると、私たちは、その良い情報ばかりに気を取られてしまいます。
しかしデメリットを知らないまま預けてしまうと、のちのちトラブルに発展することも少なくないのです。
通い始めてデメリットに気づいて焦ることがないようにしたいですよね。
そのためにはプリスクールのデメリットを知った上で、入学するのか決めることが大切です。
日本人の保育士も常駐しますが、プリスクールでは基本的に英語でのやり取りです。
ここで気をつけたいのは、幼少期は母国語の習得の初歩時期なので、母国語が未熟なまま英語教育を受けると子どもが混乱したり、間違った日本語を覚えたりすることがあります。
特に英語と日本語では文法の使い方も異なりますので、間違った文法を使わないように家庭でも注意や修正が必要となります。
絵本の読み聞かせなどをすることで、正しい日本語に触れられるような配慮を忘れないでください。
特殊な環境であることを理解しよう
保育園や幼稚園にデビューするのは、子どもにとって大きな変化です。
それがプリスクールになると、さらに言語の違う環境に行かなければなりません。
もしも突然、海外(しかも聞いたことのない言語)に投げ出されたら、あなたならどうしますか?
英語教育という魅力に親が惑わされ、通う子どもが困惑している。プリスクールではそんな親子も実は珍しくありません。
プリスクールだけが英語教育の場ではありません。子どもに合った環境であるかどうか、子どもが受け入れられる場所であるか、親がしっかり見極めることが大切です。
英語が堪能になるわけではない
プリスクールに預ける親の中には、プリスクールに通えば英語がペラペラに話せるようになると過度の期待を抱いている人も少なくありません。
でも保育園や幼稚園に預けても、日本語が完璧に話せるようにはなりませんよね。
日本語も小学校、中学校で「国語」を勉強することで、言語としてきちんと知識を深めなければなりません。
英語も同じです。
本当に英語を話せることを期待するならば、プリスクールだけでなく継続して英語を勉強できる環境を用意する必要があります。
プリスクールは幼少期に「英語に触れられる場所」と、理解した上で通わせることが大切です。
親が英語を話さないと子どもも話せない
英語と日本語の両方が飛び交う家庭で育った子どもと、プリスクールのみで英語に触れる子どもでは、英語の取得に大きな差がでます。
子どもは耳で学びますので、多く耳から入る言語でないと覚えられません。
学校でも授業だけでなく宿題や予習復習などを繰り返して学習するのと同じことです。
プリスクールだけに頼らず、家庭でも英語を取り入れる工夫をすることが大切です。
このように、プリスクールにはメリットだけでなくデメリットもあります。
良い点だけに目を向けるのではなく、我が子に合った「教育の場」なのかを、しっかり見極めることが大切です。
デメリットに気づくためには、入学前に体験教室や施設見学に出かけてみましょう。
ご自分の目で見て、子どもの様子を見て、考えることがなにより大切なのです。