吃音の人への接し方

Written by
パック@管理人
カテゴリ
吃音克服

高校時代、席が隣だったクラスメイトに、「もっとゆっくり、落ち着いて話してよ」と言ったことがあったのを、ふと思い出しました。
今考えてみると、おそらく彼は吃音者だったのだろうと思います。

わたしの体験もそうなのですが、吃音に対しては、聞き手が、つい話し方について指摘やアドバイスをしてしまいたくなるもののようです。

そもそも、吃音は原因も解明されていないし、症状も個々に差があるものなので、接し方というのもおかしな話ですが、吃音はよくない、わずらわしいことだという気持ちで接するのがなにより悪いことだと思います。

かつては、特に幼いうちは吃音であることを、本人が気づかないように接するのがよいと考えられており、

  • もっとゆっくり
  • 落ち着いて話してごらん

のように声をかけたために、より話すことを意識してしまい、症状が重くなると考えられて、禁句だとされてきました。

ですが、この接し方は、自分自身で吃音を認識していない頃は効果があるかもしれませんが、認識し始めてからの子どもに対しては逆に、変に気づかわれていることに不安を感じ、自分はだめな人間だと思い込んだり、消極的になることにつながることもあります。

言葉は同じでも、気持ちによって聞こえ方は大きく変わります。

  • (あなたの話をちゃんと聞きたいから)ゆっくり話して
  • (おまえの話し方は聞きとりづらいから)ゆっくり話して

とでは、全然違う話し方になるのです。

話す側も、相手が心から聞きたいのだと感じれば、話しやすくなりますし、逆に、自分の話にじれったさを感じていることが分かれば一気にプレッシャーがかかり話しづらくなります。

さらに、人の話し方には「慣れる」ことができます。
わたしが「もっとゆっくり」と言った彼は、実はかなりおしゃべりな人で、毎日聞いていると、だんだん聞きとりやすくなり、そのうち、話し方にも気をとめ なくなりました。

禁句を使わないようにすることよりも、吃音者に対する勝手な差別や偏見、同情を捨て、ひとりの話し相手として接することがなにより大事なのではないでしょうか。

今の時代は、実は吃音克服がしやすい時代!

1日4分自己催眠トレーニング 脱!恐怖症プログラム昔と違い、今では色々な克服できるようになり、理解されやすくなっていますので、いわば克服しやすい環境が出来つつあると言えるのかもしれません。

とはいえ、そうはいいつつもやはり独学や独力での克服は非常に難しいものですから、このプロで実績のある方のマニュアルに沿って、克服していきましょう!

1日4分自己催眠トレーニング 脱!恐怖症プログラム

吃音克服ガイドのメニュー

吃音の症状などについて
吃音の症状などについて
吃音が出るときの状況や個人差
吃音が出るときの状況や個人差
考えられる吃音の原因
考えられる吃音の原因
子どもの吃音について
子どもの吃音について
成長してからの吃音について
成長してからの吃音について
吃音になった時の影響
吃音になった時の影響
就職や仕事にどう影響があるか
就職や仕事にどう影響があるか
吃音の克服の練習法
吃音の克服の練習法
治療法について
治療法について
身近な人が吃音の時の接し方
身近な人が吃音の時の接し方
社会的な問題について
社会的な問題について

ライター・更新者

パック@管理人

名前
パック@管理人
性別
紳士
年齢
三十路を越えました…

マーシー@副管理人

名前
マーシー@副管理人
性別
淑女
年齢
Around 30(汗

知る事で、世の中の見方が変わってくる♪


Page Top