あがり症の症状その全てに共通して言えるのが、緊張を強いられる場面に立つことその事が、症状が発生してしまうトリガーとなっている点です。
普通に生活している中であれば、特にあがってしまうという事はないものの、例えばこの人と上手くコミュニケーションを取れるだろうか…。または、ここで期待通りの結果を出せるだろうか…。
といった不安を持ったり考え出す事がきっかけで、症状を引き起こします。
誰もが持つ本能が原因のきっかけでもある
私たち人間には、本能というものがあります。
当然ですが、誰もが「自分を良く見せたい」「ガッカリされたくない」「嫌われるよりは好かれたい」と少なからず思ってしまうものです。
嫌われたって全然平気!という人も中にはいますが、そういった人は極々少数ですし、口だけで、本当は好かれたいと思っている人が実際にはほとんどです。
そして、あがり症の人はそういった防衛本能が過剰に働いていると言える状態で、だからこそ、失敗をしたくないとより一層に強く思ってしまうのです。
自分に自信がないからこそ、それを挽回したいからこそ、いつでも自分の予想と期待を上回る結果を出したいと、普通の人よりも強く望んでしまう結果、空回ってしまうのです。
生まれつきのあがり症という方は、実はいないと言われています。
大きなトラウマや、過去の経験などが、自分をあがり症だと自覚させる大きな原因となっていると考えられます。
自分の中で考えられる原因をじっくりと探すことで、必ず症状は改善に向かいます。