人前でうまく話すことが出来ない。初対面の人とは上手くコミュニケーションが取れない。
もしかして、自分はあがり症かも…。そう思っている方、多いのではないでしょうか。
ぱっと思ったり考えただけでは、一見同じように見えてしまうこともありえるこの緊張とあがり症ですが、実は似て異なるモノでもあります。
ここでは、あがり症と緊張の違いについて説明したいと思います。
似ているけれど、異なるもの
面接や試験など自分にとって大事な瞬間を迎える時、不安が原因で本来の実力を充分に発揮できない。
そういった緊張も、広い意味ではあがり症と言われることもあります。
ですが、もっと狭義で深刻なあがり症になると、同僚や気の知れた友人とのコミュニケーションさえ、上手く取れなくなってしまうこともあるのです。
また、そういった「他人とのコミュニケーションを上手く取れない自分への不安」を心の中に溜め込むことで、より一層、不特定多数の視線が気になってしまう、会話の最中に平常心を失ってしまうことがあるなど、恐怖症の症状を伴うケースもあります。
あがり症については特に定説はないようですが、一般的には、日常生活に支障をきたすレベルの症状を伴う場合を、あがり症と定義する場合が多いようです。
普通にする緊張などとは、この辺りが違うと言えます。
その緊張がより一層強まってしまい、行動する事ができないといった症状までいくとあがり症と言えます。