自然界にある有用微生物の共生体であるEM菌。
有用微生物の持つ抗酸化力を利用し、農業、畜産、家庭での環境衛生、水質浄化、医療など様々な分野でその技術は活用されています。
しかし、一方でEM菌への批判もあることは事実です。
ではいったい、どのような批判があるのでしょうか。
研究報告の中に、EM技術は波動測定器で検証することができる、という報告があります。
そもそも波動測定器とはいったいなんでしょうか。
実は化学的なものでの証明はされていない
人間をはじめ、自然界にどこでも存在しているといわれる波動。
波動は目には見えませんが、波動測定器なら測定できるということです。
そもそも波動自体が科学的には証明されていない物体です。
それで、EM菌が波動測定器で検証することができるという報告に疑念や批判があります。
また汚染を蘇生する力があるといわれているEM菌ですが、このような批判もあります。
2008年の福島県による見解の発表ですが、効能濃度の微生物資材を河川や湖に投入すれば汚濁源になるとのことです。
日本土壌肥料学会の報告でも、微生物を利用した農業資材の現状と将来についての現状報告で、EM菌が効果が高いどころか、他と比べて効果が低いとされています。
また最近では放射能の汚染の対策としても注目されていますが、細胞分子生物学を専門としている片瀬久美子博士が、あやしい放射能対策として批判しています。
「EM菌が放射能を抱き込む」といわれているが、片瀬氏に言わせればその科学的根拠は無いということです。
被爆した子どもたちにEMXゴールドを飲ませて効果があったという報告がありますが、これも片瀬氏によると信頼性に欠けるとのことです。
被爆者に対して行われた研究自体が少ないこと、またこの時の治験に参加した子どもの人数も少ないことをあげています。
また報告内容も、参加者の年齢や食事内容も示されていないこと、体内のセシウム量の測定が適切であったのかどうかと疑問視しています。